ピカプーとピーカブーではどちらがえらいでしょうか?

毎度id:kodomono-omocha様よりのご質問です。ところで、先日はお褒めに預かり光栄です。ジョンブル(英国人)は何事も楽しまなければなりません。

ピカプーと言えば、世紀末GIFアニメーションシアターにて公開されていたGIFアニメで、日本ネットのアニメーション黎明期において多大な影響を与えたことで有名である。ただし、阿部重松の「無常の世界」に収録された短編小説にもピカプーが出て来るそうだが、私は詳しくないので各自で調べてみてください(参考 教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書)。
一方、ピーカブーといえば、両手で顔を覆い間から覗き見るさまが、いないいないばぁのようなのでその名がついたボクシングのガードスタイルで、ヘビー級チャンピオン、マイク・タイソンが用いていたことで有名。最近では、マガジンにて連載中である、はじめの一歩の主人公幕ノ内一歩が用いている。と、ここまで書いて気がついたのですが、ボクシングの防御スタイルであるピーカブースタイルには、ピーカブー"スタイル"と"スタイル"がつくはずだ。すると、今回の質問におけるピーカブーとは、蕪のマスコットでお馴染みのローソンが始めたLoppi等で利用できる株式投資などのサービス、ピーカブーを指すのが妥当であろう。
さて、ピカプーとピーカブーのどちらがえらいのか?ここで注目すべきは「えらい」が「偉い」と書かれていない点である。えらいは「偉い」と「豪い」とも書けるのにわざわざひらがなで「えらい」と書いたからには、そこに意味があるはずだ。回答者は質問者の意図を汲み取って解答すべきである。そこで、「えらい」の意味を考察したのだが、それはやはり名古屋や三河地方に見られる「疲れた、辛い、大変」の意味をもつ「えらい」と考えるのがしっくりくるだろう。つまり、ピカプーとピーカブーのどちらが辛いのか?という質問であろう。
ふむ、ピカプーは正義のヒーローといえどなかなかお気楽な生活を送っていることが、アニメにて伺えます。対して、ピーカブーは中々大変なんじゃないでしょうか?まず、株だから蕪のマスコットである点がいじめられそうで、まだまだ新しいサービスであるだけに気苦労も多いと思います。つまり、ピカプーとピーカブーとならば、ピーカブーのほうがえらいと思います。


ところで、カブと言えばハウルの動く城に出てくる蕪頭のかかしであるカブが思い出される。何やら複雑な呪いをかけられたかかしなんですが、彼もまた辛い境遇にいる身である。つまり、えらい身なのだ。

と、適当に答えてみた。