カレーライスとライスカレーの境界線が知りたいです。

訴状に関してはただ今弁護士を通しているので、詳しいことは書けません。申し訳ない。

id:kanata_ailさんの質問ですが、カレーライスとライスカレーのボーダーラインです。
個人的イメージで答えると、カレーライスは今風でライスカレーは昔風って感じがします。恐らく和風/洋風ではなく、この場合はカレー丼が和風に対応するのだと思います。

この、カレーライスとライスカレー問題はこれまで多くの議論がなされてきているようだ。日本におけるカレー命名の歴史を見ると、西欧式カレーがイギリスから紹介された際には「カレー」であった。その後クラーク博士がライスカレーと名づけたようだ。その経緯は札幌農学校の寮にて生徒に肉食をすすめるため「生徒は米飯を食すべからず。ただしらいすかれいはこの限りにあらず。」という決まりを作ったかららしい。その後、中村屋が昭和2年(1927年)にカリ・ライスを売り出し、カレーライスが定着したようだ。このカリ・ライスはご飯とカレーを別々にだしていた。
この歴史的経緯から見ると、ライスカレーはご飯の上にカレールーを載せたタイプがカレーライスで、ルーとご飯が別々になっているのがカレーライスという事になる。つまり、今風に言うと普通にレストランや家で食べるカレーはライスカレーのことが多く、弁当屋などで買ったカレーは大概ルーとご飯が別々なのでカレーライスということになる。つまり、庶民派のライスカレーとハイカラなカレーライスということになる。
参考:ライスカレーと、カレーライスとどちらの言い方が正しいのですか?

呼び名そのものから解釈すると、ライスカレーはrice and curryでカレーライスはcurried riceとする説もある。この場合、curried riceはライスにカレーを乗せたもの、rice and curryはライスとカレーを別々にしたものと歴史的解釈とは逆になってしまう。
日本語における食物ネーミングにおいては、ABと並んだ場合、Bの中にAが入っているあるいはBの状態がAであることが多いです。たとえば、チャーシューメンはラーメンの中にチャーシューが入っているし、みそラーメンはラーメンの種類がみそということである。これをカレーライスとライスカレーにあてはめると、カレーの中にライスが入っているのがライスカレー、つまりカレーメイン。ライスの中にカレーが入っているのはカレーライスでライスがメインと考えられる。
ところで、ドライカレーやスープカレーはカレーの状態を説明していると考えられる。

決定的な差がどうしても見つけられないが、宇宙人に説明するならとりあえず「カレー」とライスを付けずに教えるのが最も無難かと思われます。

ちなみに、脇見運転ライスカレー、カレーライス考えが一番しっくり来るかもしれません