「すべての恒星が燃え尽きるまでの時間=1000000000000000年」http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E7%B5%82%E7%84%89 その頃、人類は?

id:hatedaさんより頂戴しました。質問一つ入りました!ハイ、喜んで!

さて、全ての恒星が燃え尽きるまでの時間はおよそ、100兆年だそうです。ただしこれは宇宙が開いていた場合で、宇宙が閉じている場合はその限りではありません。まぁ、宇宙が閉じており、ある時収縮に転じるのは宇宙に十分な質量が必要ですが、今の所それに見合うだけの質量が見つかっていないので、ここでは開いた宇宙で考えて見ましょう。

100兆年と言えば、宇宙の年齢が150億年程度と言われているのでその凡そ1000倍にもなります。全く想像がつきません。ただ、質問は人類がどうなっているのか?と言う話なのであります。そもそも、全ての恒星が燃え尽きる前に我らが太陽が50億年後には燃えつきでしまいます。それ以前に、人類の発生が約600万年前、有史から考えるとたったの5000年程度しかありません。タイムスケールが違いすぎます。SFでさえ一般に未来の話といっても、30世紀ぐらいまで。そもそも500万〜1000万年も経てば回りの生態系が進化してしまうでしょう(フューチャーイズワイルドなど)。要するに、宇宙の終焉を考える以前に人類の滅亡、進化を考えないといけないわけです。ただし、生きた化石のような例もありますし、人間ならば知恵により幾多の環境にも対応できる可能性もあるので、遺存種、残存生物のまま変化せずに生き残る場合もあるでしょうし、人類の直系の子孫が繁栄していくとも考えられるので、ここでは人類が宇宙の終焉まで生存する場合でも考えて見ましょう。

まず、太陽が燃え尽きるまで地球の環境変化に耐えながら、地球外で住めるようにならなくてはなりません。その後は宇宙で流浪の旅を続けるのでしょうが、地球ほど人間にマッチした惑星は無いと思われるので、なかなか安住の地は見つけられそうにありません。ただし、地球を脱出しどこの惑星にたどり着くということができれば、今後は恒星が燃え尽きるまで人類は安定に生きていけそうです。さて、恒星が燃え尽きるとエネルギー的にかなり辛い状況に追いやられそうです。Wikipediaにもありますが、宇宙の年齢が永遠ならばクロックダウンして生き延びる方法もあるでしょう。
さて、恒星が燃え尽きる前に宇宙を抜け出し、新しい宇宙に移住すれば良いのかもれませんが実際は無理なんじゃないかと思います。これは人間が宇宙の外に出られないから。ワームホールで他の宇宙に繋がっているという話もありますが、ワームホールなので人間は通ることが出来ません。これは、ヴァーチャルの世界で生まれた生物は、その上位の世界であるリアルの世界には出て来れないのと同じですね。そして自らの意思で、ヴァーチャルの世界を構成する他の筐体には移れないのと同じことです。そんなことできるのはループぐらいです。

壮大なるサーガを打ち立てればそれまでですが、このようになる確率は限りなく低いんじゃないでしょうか。ただし、量子力学的に考えると観察者があって始めて宇宙は存在します。人類が存在しない後の宇宙は、人類にとってはある種どうでも良いことです。

人類の未来の計画を考える前に自分の人生設計をしっかりすべきだとファイナンシャルプランナー的に思います。