赤い色が何故「赤く」見えるのか教えてください。赤色が波長700nmに対応していることは知っています。そういうことではなくて、私が知りたいのは、700nmの光が、何故、青や緑ではなく、この「赤」という色に見えるのかということです。ずっと疑問に思っているので、納得のいく答えにはできる限りポイントを出します。できれば難しいURLではなく、わかりやすい説明文でお願いします。

波長700 nmの光がなぜ「赤」に見えるのか、「赤」はなぜ赤いのかという以上に根源的な質問です。「赤」が今見ている「青」に見えても全然困らない筈なのにどうして「赤」に見えるのかという非常に難しい質問ですね。

3番の方の回答にもありますが、色は目の細胞で感じ取り脳で見ています。つまり、
1.700 nmの光が目に入る→2.目の錐体細胞が700 nmの光に反応→3.脳は目からの信号を受け取る→4.700 nmの光=「赤」であると認識する。
というメカニズムで「赤」を「赤」であると脳が感じ取るわけですが、それは学習によるものでAさんが見ている赤とBさんが見ている赤は、700 nmの光を感じ取っているのは同じだが、脳内で構成された色は違う色かもしれない。。
色の識別と学習においての例として「虹」の話がある。日本では虹は七色、赤橙黄緑青藍紫ですが、これは日本の常識であって世界全体が七色と決まっているわけではないのです。学習によって虹は七色であると言う先入観があるので虹は赤から紫のグラデーションになっているのに七色に見える、見ているのです。また、色の名前が多い言語を使う人ほど色の識別に長けているという話もあり、何色に見えるのかは学習によるところが多いようです。
参考:世界の色 虹は七色? 太陽の色 月の色 多文化理解事典
ちなみに、古代日本においては色は「赤・ 白 ・ 青 ・ 黒」の4色しかなかったらしい。
参考:日本神話と色彩
このように色の判断は学習により培われるが、そもそも人は様々な色を見ることの出来る目をもっている。つまり、学習だけでは「赤」が「赤」に見える説明にはならない。

赤色色盲の人ならば、「赤」を「赤」と認識することが出来ません。それは赤色に反応する垂体細胞の働きが弱いからです。つまり、赤色に反応する錐体細胞が無いと赤は赤と認識できないわけです。つまり、なぜ「赤」を「赤」と認識するのかは、なぜ赤に反応する錐体細胞ができたのか、なぜ赤、緑、青の錐体細胞があるのか、さらに言えばなぜ人間は可視光が見えるような目になっているのか、ということを先ず明らかにする必要があると思います。


高校生物:感覚を参考にすると人の視覚機構に関する説は

ヤング−ヘルムホルツの三原色説:あらゆる色(色調と飽和度)は,スペクトル光の3要素で生ずるという説。3要素の興奮の度合が等しければ白の感覚を生じる。ヒト・サル・キンギョ・コイは3要素,ニワトリやウグイでは4種とされる。
ヘリングの反対色説:黄‐青,赤‐緑,白‐黒の3組の反対色を基本感覚と仮定する説。
段階説:視細胞のレベルでは三原色説,その後の神経回路における情報処理で反対色説に変換されるとする。

実際には良く分かっていないようだが、光に3原色に起因するようだ。

書きかけですが、質問の回答を参考にしつつ私なりの推測を載せたいと思います。
と思っていたら、回答に対するコメントが増えるにつれ質問者の意図が汲み取れないのですよね。

700nmとか420nmというのは、物理量(現象)です。赤とか青とかいっていっているは現象ではなく認識(感覚・イメージ)です。つまり、700nmの光が、何色と呼ぶかは別としても自分の中にある色(A色)に見えた(感じた)。420nmの光が、何色と呼ぶかは別としてもある色(B色)に見えた(感じた)。とします。それが、700nmをB色に感じず、420nmをA色に感じない理由を知りたいのです。

これに関しては、光の3原色に反応する錐体があり、そのRGBの強度で色を感じているからと説明すればよいのですが、それではこの質問者さんは納得できないのでしょう。